【登場人物紹介 <黎明の章 黒翼の紡ぐ標>】

 

【魁羅(かいら)】

 

続きより

本名:カリスト・スティア・リズ・魁羅

Elijahシリーズ全編通しての主人公。

暗黒界の王・羅炎の唯一の娘であるが母親が誰であるかは不明とされている。

”エリア”統括の全権を持ており、暗黒界の事実上No.2。

紫の瞳と、紫がかった長い漆黒の髪を持つが、その瞳の色が時折変わる事があるらしい。

彼女の黒き翼は、‟死と再生を司る”と言われている。

そして、彼女の持つ錫杖はひと振りで紫炎の炎で辺り一帯を焼き尽くすとさえ言われている。

九鷹とか因縁があるのか、ないのか、何故かいつも追い払うのに苦労しているが、それとは別に女癖の悪い九鷹の所業に、いつも頭を悩ませている。

 

 

 

【九鷹(くよう)】

 

続きより

本名:不明

とある事情により、暗黒界に一時的に勉強という名目で滞在している青年。

出身が何処か伏せられているが、女癖が悪く今では暗黒界一の問題児。

その触手は、冥界のみならず天空界・地上界・海洋界にまで及ぶと言われている。

美しい女性は口説くのが挨拶だと思ている。

そのたびに、魁羅にお仕置きされているのは周知の事実。

漆黒の髪に、ある血族にしか現れないとされている紅玉眼をしているが、仔細は不明。

実はかなりの実力者で、九鷹が本気で戦えば、羅炎でも止められるかわからない。

 

 

 

【緋影(ひかげ)】

 

続きより

本名:コラトリア・ロン・ルーウェ・緋影

九鷹のお目付け役として、暗黒界に同行してきた青い髪と翡翠の瞳を持つ青年。

九鷹第一、九鷹最優先だが、彼の女癖にはいつも悩まされている。

魁羅とは、九鷹の事て一致団結する事が多い。

九鷹には遠く及ばないが、かなりの実力者だと言われている。

九鷹の秘密を知る、唯一の者。

 

 

 

【大王・羅炎(らえん)】

 

続きより

本名:カリスト・アスファル・ノーヴァ・羅炎

魁羅の実の父であり、暗黒界の大王にして 絶対的存在。

そのカリスマ性は、冥界のみならず他の三界にも轟くほど。

炎の様な煉獄の髪に、魁羅と同じ紫の瞳を持つ。

普段は、ふざけた言動をよくして魁羅を困らせているが、その実力は腕をひと振りするだけで煉獄の炎で全てを焼き尽くすという。

実は、九鷹の正体を知る者でもある。

 

 

 

 

 

 

【用語説明】

 

【暗黒界(エレボス)】

 

続きより

冥界の入り口にある、死者の選定をする区画。

周りを誓いと憎しみの(ステュクス川)と、忘却の川(レテ川)に囲まれており、渡守のカロンに銀貨一枚を渡す事で、渡る事が可能になる。

渡った先には、死者の魂が淡い光を放ち浮遊いしている。

‟死者の魂の森(ヴァニタス)”を‟エリア”の案内の元 通り抜けると、その先にケルベロスが門番をする巨大な門へと到達する。

その門を抜けた先に、暗黒界最大の神殿・芙蓉殿(ヴァルデウム)に到達する。

死者はこの芙蓉殿にて、死後の行き先の選定を行われる。

 

 

 

【死の使い・エリア】

 

続きより

黒き翼と、美しい容姿を併せ持つとさせる少女たちの事。

主に、死を迎える者の前に現れ、芙蓉殿まで導くのが仕事である為、地上界の人間からは「エリアを見た者は死ぬ」と言われている。

実際の所は、死者を管理している巨大な・石碑(ディスロット)に名が現れた者たちの元へと現れる。

「エリアを見た者は死ぬ」ではなく、「死を迎える者の前にエリアが現れる」が正しい。

 

 

 

【冥界(ハデス)】

 

続きより

暗黒界よりもさらに下層にあると言われている、冥王・ハーデスの治める区域。

誓いと憎しみの(ステュクス川)・忘却の川(レテ川)に加え、嘆きと苦悩の川(アケロン川)、炎の川(プレゲトーン川)、叫びと嘆きの川(コシトゥス川)

の計5つの川が周りを囲んでいる。

ここには、ティタノマキアで敗れたティターン族が幽閉されている、奈落(タルタロス)がある。

また、数多の‟人ならざるモノ”も多くいる。

冥王・ハーデスの隣には常に、妻であるペルセポネが座しており、彼女の美しさは冥界一と言われている。

 

 

 

 

>>  戻る